ヴァンサンカン(アシェット婦人画報社)
2002年4月号
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昨年の西日本の花粉は過去最高といわれました。でも、今年も、去年ほどではないけれど、まあまあ飛ぶらしいですよ(笑)。新年早々飛んでたというウワサもありました。花粉症の症状は、2月中旬ぐらいから出始めました。鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなど。実は私もそうなんです。何をしても集中できないし、夜も眠れない。何よりも人間らしい生活ができない。鼻水は止まらず、かみすぎると赤くなる→皮むける→目はうつろ。本当につらいですよね。花粉は、飛んでいるだけならどうということもないんです。実際空気がきれいな田舎の場合、患者の数は都市で見られるほど多くありません。コンクリートの都会で排気ガスと合併することで起こるといわれます。早めの予防が大切ですが、うっかりなってしまった場合も、適切な治療で症状を抑えることができます。よく効くのは抗ヒスタミン剤ですが、これは眠気を伴います。昨年、全く眠気を伴わない薬ができました。朝は眠気を伴わない薬、夜は抗ヒスタミン剤と使い分けるのがベストです。花粉が飛ぶ時期は、室内への花粉の進入を防ぐため、窓を閉めておくことも大切です。外出から帰ったときにも、髪や服に付いた花粉を落と
して家にはいるなど、気をつけましょう。部屋の中を清潔に保つことや、ストレスを避け十分な睡眠を取ることも重要です。お酒やタバコもなるべく控えるようにしましょう。今、この時期では遅いのですが、花粉症の新たな治療法として、レーザー照射があります。鼻の中の腫れた患部の粘膜にレーザーを照射し、むくみをとるという方法です。これは、傷が癒えるまでに術後2〜3週間かかるので、来年に備えるには年末頃に治療するのがよいでしょう。実際当クリニックでも行いました。ただし、全ての花粉症患者に適応するわけではありません。花粉症になりやすいのは、幼児期にアトピーや食物アレルギー、喘息をわずらっていた方と言われます。但し健康な方でも、花粉の量が多かったり環境の変化などで、突然発症するケースもあります。規則正しい生活が大切です。
(記事本文抜粋)
当医院掲載ページ P.427
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