耳管は、正常時には嚥下(つばを飲み込む)やあくびの度に開き、鼓室内圧と外気圧と同じに保っていますが、働きが低下すると鼓室内は陰圧となって鼓膜が内へ引っ込み、鼓室内に水が溜まります。耳閉感、難聴、耳鳴りや自声強調(自分の声が響く)がみられます。
原因は不明ですが、血行障害、ウィルス感染などが考えられます。突然聞こえが悪くなり、耳鳴り、耳閉感やめまいを伴うこともありますが、多くは一側性であり、再発することはありません。
聴力は年齢とともに低下していきます。通常は左右差はなく、高い周波数から徐々に低下します。難聴が軽度の場合には日常生活にほとんど不自由はしませんが、聞き違えたり、語尾がはっきりしない等の症状が多いようです。
難聴と耳鳴りが主な症状ですが、初期には4000Hzの聴力が障害されます。会話音域の聴力は正常なため初期には難聴を自覚しませんが、進行すると高音域・中音域・低音域まで障害が及びます。